以前の記事にちょこちょこ出してた「世界一周航空券」について説明します。

世界一周航空券って何?お得なの?
世界一周航空券とは
わかりやすく言うと決まりの中で乗り放題の航空券だと思ってください。
この決まりの中ってのが非常に厄介ですが、うまく使えばお得に飛行機に乗れます。
種類
世界一周航空券は各航空連合が出してますので、まず航空連合に縛られます。
ワンワールド
JALやアメリカン航空、キャセイパシフィックなどが所属する連合
スターアライアンス
ANAやシンガポール航空、タイ航空などが所属する連合
スカイチーム
中国東方航空、デルタ航空、大韓航空などが所属する連合
主に上記の3連合がそれぞれの世界一周航空券を発券しており、選んだ連合に加盟している会社の航空機に乗ることになります。各連合がどういった地域に強いか知る必要があります。
特徴
各連合それぞれ特徴がありますので、説明していきます。
どの会社も有効期限は一年です。
ワンワールド
- 大陸制をとっており、独自の区分で大陸が分かれていて、寄った大陸の数により値段が変わる。
- 最大16回まで利用が可能(自分で手配した区間も含む)
- イースター島に行ける唯一の世界一周航空券
- 比較的に南米に強い
ちなみに私は2018年ワンワールドの世界一周航空券で世界一周しようとしました。前記事で書いた、ルート設定の話ですが、大陸制の弊害によりオーストラリアやアフリカを行きたい国リストから削除しました。

スターアライアンス
- マイル制。距離で値段が変わる。
- 距離で値段が変わるのも含めわかりやすく組める
- 最大16区間利用可能
- アジア、欧州、アフリカに強い
スカイチーム
- マイル制
- 燃油サーチャージ込み
- 欧州、北米に強い
上記二つの連合に比べて、日本の航空会社が加入してないためかあまり使われてないイメージです。
詳しくはこちら(世界一周堂HP)
値段
さて、気になるお値段は?
どの会社もエコノミー利用の約30万円〜
(最大数である16区間利用したとして1区間あたり2万以下)
実は30万で世界一周できちゃいます。

約30万円で世界一周できるなんてお得じゃん!
世界一周航空券メリットとデメリット
メリット
- レガシーキャリアの値段として非常にお得
- ビジネス、ファーストクラスがさらにお得
- さらにマイルまで加算される。一回海外旅行に出れるほどにも
- レガシーキャリアなので、機内サービスの充実、受託手荷物無料。
- 時期による価格変動がない。一度発券してしまえば、元旦やゴールデンウィークなどでも、変動なし。
- 帰国が保証される。一文無しになっても帰りの飛行機さえあれば…
- 次の国へ行く航空券を持っているので、入国しやすい。違法滞在を防ぐために次の国のチケットを求められることも結構あります。
- 各自手配も織りまぜることで自由度が広がる。
- 一周廻れるというのを逆手にとって、海外で発券して、周遊して日本に帰ってきて、また海外に行くってこともできます(一年以内)
2018年やろうとしたときは、アジア圏は一日本から近く飛行機代も安いので、各自手配でマレーシアまで行ってからマレーシアで発券しようとしてました。
デメリット
- 一年間の有効期限。長く旅したい人には不向きです。
- チケットによりカバーしてる範囲が弱く、無駄に乗り継ぎをしないといけない場合がある。
- すべての行程を発券前に決めないといけなくて、ルート変更に手数料がかかる(日にちの変更は無料)
- 途中での破棄ができなくて、すべて発券してルートを辿らないといけない
- LCCのセールを使ったりした方が安い場合がある。
LCCの特徴
- セール価格がとても安い。バスと変わらない価格になることも。
- ルート、日程の変更がしやすい。途中で予定が変わったときのために・
- 受託手荷物に料金がかかる。意外と料金がかかってレガシーとあまり変わらない場合も。
- シーズンの影響を受けやすい。お盆や正月などは非常に高くなることも。
- 機内食やアメニティなどが別料金。
- 飛ばない場合や大きい遅延なども起きる。
- LCC用のターミナルが辺鄙な場所にある場合も。
まとめ
期間やルートが決まっていて、各都市をかいつまんだ旅をしたい方には世界一周航空券は非常にお得かも知れません。
逆に期間やルートが決まっていなくて、いろんなところに寄ったりしながら自由な旅をしたい方はLCCやバス、電車を各自手配した方がいいかも知れません。
ちなみに私はもともと世界一周航空券で出る予定でしたが、16区間という制限に収めきれず、使わずに旅をすることにしました。
飛行機をあまり使わずにバスや電車などを利用していろんな場所に行きたいと思います。
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